2014

日本よ、これがボブだ 完訳

Posted on 2014年12月22日月曜日


キ・キターーーーーーーーー(゚∀゚)!!!!!

11月23日、フィラデルフィアで行われたボブのプライベートライブの一部が先日YouTubeで公開された。
ここ数年のボブ・ディランのライブ映像が公式で出ることは極めて稀である。
だから「ボブ・ディラン?あーあの伝説の。え?まだ活動してんの?」とか思ってる人はライブDVDとか出ないからとにかくこいつをチェケラ!!!
最新のボブ・ディランだからね!

ボブのライブはスウェーデンの「普段はみんなで一緒にやることを一人でやったらどうなるの?楽しいの?」という謎プロジェクト「エクスペリメント・エンサム」の一環で行われた。
さぁ貴重なボブの一挙一動をじっくり見て欲しい!!!!

と言ってもメインはフレドリク・ウィキングソンだけどな。


※ボブの登場は4分50秒あたりから。

今回は英語字幕が付いていたから内容の和訳に挑戦した。
意訳、誤訳の嵐だろうけど、私の英語学習に付き合ったつもりで適当に読んどいてください。

この映像の公開と同時に不確かだったセットリストも明らかに。
リストは後半で。

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フレドリク・ウィキングソンという男②

Posted on 2014年11月30日日曜日

前回のポストの続きをしよう。

11月23日、フィラデルフィアで行われたボブのライブはプライベート仕様で行われた。
観客は一人。
男の名はフレドリク・ウィキングソン。41歳(↑ 写真ちょっと若いな)
スウェーデンのTVパーソナリティ兼ライターだ。
上の写真の奥に写っているのは彼の相方、フィリップ・ハマー。
二人でTV番組を執筆したり番組ホストを務めたりしているらしい。

ではなぜ彼がボブ・ディランのライブを一人で聴いたりすることができるのだろうか。

一応言っとくけど私は英語も苦手だが、当然スウェーデン語など読めないのであって、情報は曖昧だったり誤解している部分があるかもしれない。
毎回そうだが、今回は特にその点をご了承いただきたい。

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フレドリク・ウィキングソンという男①

Posted on 2014年11月29日土曜日


2014年11月23日、フィラデルフィアで行われたボブ・ディランのライブの観客はたった一人だった。
ステージを見つめ涙ぐむ男。
この男こそフレドリク・ウィキングソンである。

知らんよ。
誰だよ。

世界中のファンが「なに様だこいつ」という気分にさせられたこの事件。
いまいちピンとこないんだが、とあるプロジェクトの一環だったらしい。

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Stay With Me

Posted on 2014年11月5日水曜日

やぁ、久しぶり。三ヶ月ぶりだね。

最新の投稿がなかなかポストされないので、早速ブログに飽きたのか、でなければ死んだと思われていたと思う。
実は私は飽きたのでも死んだのでもなくて、生死の境を彷徨っていてブログなんて書いてる暇がなかったのだ。
人生にはしばしばそういうことがある。
それでもなんとかボブの動向は追っていて、落ち着いたらオーストラリア&ニュージーランドツアーをまとめようと思っていたのだが…なかなかそんな日が来ない!
忙しくしていたらいつの間にか9月も終わり、日没が早くなり、夕方になるともう涼しいな…秋だな…、なんて思ってたらアメリカツアーが始まってしまった。
それでもボブは相変わらずの「ボブ・ディラン」ぶり。
ボブのお気に入り『Tempest』を中心とした固定リストツアーを続けていて、夏のツアー同様、あえて書くほどのことは起こっていなかった。
そんな変わらぬボブのセットリストを見て、息も絶え絶えの私はちょっとだけホッとしていた。
あんなに固定リストに文句を言っていたのに、何一つ変わらずツアーを、しかも固定リストを続けているボブに、何度安心させられたことか。
変わらぬボブ・ディランがそこにいる。元気なボブ・ディランがそこにいる。
ボブよ、ありがとう。
ボブが8月から10月の半ばまで変動なしの固定リストを続けてくれていたのは、そんな私のためだったのだね(勝手)。その証拠に、やっとこさ落ち着いたのでブログなど書こうかな、なんて思ったら、途端にボブは固定リストに爆弾投下してきたんだ。

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そんな曲知らない

Posted on 2014年8月11日月曜日


先々月のことだ。
温泉旅館のカラオケボックスで謎の曲を発見した。

歌手名:ボブ・ディラン
曲名:Jackie [ジャッキー]

何だコレ。

カラオケでボブ・ディランなど、周囲の盛り上がりもイマイチなら自分の歌の出来もイマイチときて歌いにくいことこの上ないのだが、それでもどんな曲が入ってるのかと検索することがある。

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我が道を行く

Posted on 2014年7月15日火曜日

ブラジルワールドカップが終わってしまった。
ピッチの内外で様々なことが起こり、善くも悪くも充実した大会だったと思う。
私はオランダの初優勝を希望していたので、結果は残念でならないが…。
三位決定戦には勝利したが結果には満足できなかったのだろう。ロッベンが試合後のインタビューで「全てを出し切った」と叫ぶように答えるその口調は衝撃的だった。この怒りのパワーをどこに放出すれば良いのか分からず、勢い余ってまた走り出してしまうのではないかとハラハラした。
大会後半に調子を落としてしまったメッシよりも、チームに貢献しながらもその類い希ない才能でスタジアムを湧かせたロッベンの方が断然ゴールデンボール(MVP)に相応しいと思うのだが…。

さてそんな複雑な想いで終わってしまった大会だったが、我らがボブも負けずと複雑だった。

スウプスク(ポーランド)公演後、ドイツ、デンマークと固定リストで3公演を終えたボブがノルウェイ2公演で放ってきたセットリストが興味深い。

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ボブ・イズ・バック!?ポーランド・スウプスク公演

Posted on 2014年7月9日水曜日

スウプスクのボブ



みんなのボブが帰って来た!!


…のか?


いや、そうじゃない。彼を簡単に信用してはいけない。

7月5日に行われたポーランドのスウプスク公演のセットリストは、先日のアテネ公演同様、『テンペスト』から離れたオールタイムベストの曲目となった。昨年のローマ公演、または2012年以前のセットリストを思わせる内容だ。
しかしボブはこの二日後のドイツ・ロストック公演でセットリストをいわゆる「固定リスト」に戻し、再び『テンペスト』の世界に戻っている。
7月に入ってから、日本でも2回披露された "Workingman's Bllues #2" がレギュラーに昇格したようだ。おめでとう。

それでは問題のスウプスクのセットリスト見てみるとしよう。

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物を書くボブ

Posted on 2014年7月2日水曜日



決して怒られている訳ではない。
左はLike A Rolling Stoneのプロデューサー、トム・ウィルソン


6月24日火曜日、サザビーズの主催するオークションでボブの "Like A Rolling Stone" の歌詞草稿が出品され、ポピュラー音楽の歌詞の草稿としては史上最高額の204万5000ドル(約2億860万円)で落札された。出品者も入札者も匿名である。
歌詞は4枚のホテルのステーショナリーに鉛筆で書かれ、帽子や鹿や鶏などの落書きも見られる他、最終的に使用されなかったアル・カポネについての詞の推敲が見られるらしい。この頃、ボブは24歳。
入札者はカリフォルニアに住む長年のファンとのこと。どんな富豪か知らないが、いつかボブ・ディラン記念館が出来たらぜひそこに寄贈していただきたいものだ。

今回のオークションでは 2枚の"A Hard Rain's a-Gonna Fall" の自筆歌詞も出品され、48万5000ドル(約5000万円)で落札されている。

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ブカレストなボブ

Posted on 2014年6月27日金曜日


6月25日に行われたルーマニアのブカレスト公演。
残念ながらセットリストは元に戻った(残念ながらって…)。
結局「アテネの謎」が増えただけと言うことか。

(※写真はルーマニアの写真家 Aurel Virlan さんのサイトから借用しました。様々なタイプの写真を撮られる方のようです。)

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ただの気まぐれ??衝撃のギリシャ公演!

Posted on 2014年6月25日水曜日

テッサロニキのボブ
ギリシャの2公演はともに野外会場となった。
リードギターのチャーリーの前髪が港からの風に吹かれているように見える。心無しかボブの表情も清々しい。

テッサロニキ、アテネとかなり大きな会場で行われたため、ギリシャの老若男女だけでなくバルカン諸国からも多くのファンが詰めかけたようだ。ちなみにテッサロニキ公演は初である。

衝撃だったのはセットリスト。
いつものように " Things Have Changed " から始まりはしたが、明らかに日本・ハワイ・アイルランドツアーとは違う内容になった。これは何かの前触れなのか、それともただの気まぐれなのか。どちらにしろ、どうして私はこんな行けもしない外国のツアーのセットリストに一喜一憂しなければならないのか、そろそろ分からなくなって来ている。

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In A Turkish Town

Posted on 2014年6月22日日曜日




夏のヨーロッパツアー、次なる国はトルコのイスタンブール。
5000人以上を収容するBlack Boxという会場で行われた。 
セットリストは相変わらずだが、先日のコーク(アイルランド)では妙なことが起こっていたためやはり目が離せないのがネバーエンディングツアーだ。

実は、トルコとボブには深い関係がある。
ボブは自伝の一作目で自身のルーツにおける重要な事実を明らかにしている。

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アイルランドからヨーロッパツアー開始!

Posted on 2014年6月18日水曜日


今、世間ではブラジルワールドカップとかいう厄介なイベントが開催されている。かくいう私もこれに完全に巻き込まれていて、寝る時間を失い、すでに一度体を壊した。現在も療養中の身でありながら、やはり試合を見てしまう。体内の日付がいつ変わっているのかよく分からない。日本対コートジボワールが朝の10時だった時などは、周りの人々が有り難がっている中で私だけは迷惑がっていた。私はブラジル時間で生活すれば良いのか、日本時間で生活すれば良いのか、教えてくれる者はどこにもいない。そう、私はサッカージャンキーでもあるのだ…などというのはこのブログには関係ないので、これからボブの話をしようかと思う。

4月に日本中を荒らしまくって去っていったボブはその後のハワイ公演を終えたあと、5月はお休みを取り、予定通り6月16日のアイルランド、コークから、夏のヨーロッパツアーを始めた。

注目のセットリストはこちら。

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ルーウィン・デイヴィスの頃

Posted on 2014年6月14日土曜日

1961年
NY グリニッジ・ヴィレッジ
ボブ・ディランが憧れた 怒らせた
伝説のシンガーたちがいた。


コーエン兄弟の新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』は、ボブに多大な影響を与えたデイヴ・ヴァン・ロンクの自伝を元に作られた人間ドラマだ。
主人公は仕事や人間関係に悩みながら、自分の生きる道を模索する。劇中、彼は決して大成しない。しかしひたむきにステージに立つその姿は決して無駄なものではない。彼らと同じように音楽を志した一人の若者が、ある時ステージに現れるのだから…。

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君の名は

Posted on 2014年6月7日土曜日

我ながら馴れ馴れしいと思う。

最近、私はボブのことを「ボブ」だとか「ボビー」だとか呼び過ぎているような気がする。
たまには、ちゃんと「ディランさん」と呼んだ方が良いのかもしれない。

ファンというのは、常に自分こそが世界で一番のファンだと信じている。だから多少馴れ馴れしくても許されるのだと、おこがましいとは知りつつも心のどこかでは思っている。
だがそこには大きな問題もある。
自分以外にも同じようなファンはいると言うことだ。それも大勢。

こんなことを考え始めたのは、テレビでとある有名人がボブのことを「ボブ」と呼んだからだ(しかも私はこの人のことがあまり好きではない)。

こ、こいつ、馴れ馴れしすぎる…!
自分のことを棚に上げて、そう思った。

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Happy 73rd Birthday, Bob!

Posted on 2014年5月24日土曜日

ボブ!誕生日おめでとう!
今頃、世界中がボブを祝っていることだろう。
ボブはどのように誕生日を過ごすのか。
お孫さんに囲まれて?業界のお偉方と?はたまた昔馴染みと?
しかし5月24日というこの日付、果たして本当に正しいのだろうか…。
これは最初のブートレグシリーズ(Bootleg Series Vol 1-3)のライナーノーツに印刷されていたボブのパスポート写真である。よく見ると、生年月日は5月11日だ。
これが実際のパスポートかどうかはファンの間でも議論されるところだが、本物だろうが偽物だろうが、当時のボブが誕生日を偽っていることに変わりはないし、彼の虚言癖のことを考えると現在の誕生日が本当なのかどうかも怪しくなってくる。
なのでファンの中には早めの5月11日も祝う人がいる…とかいないとか。

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2014年 私的ライブレポ①

Posted on 2014年5月20日火曜日

それは突然やってきた。
昨年末、発表されたと思ったら数日後には先行チケットが発売されるという慌ただしさ。
来年の春の予定なぞチェックしてるヒマはきっと誰にもなかったに違いない。

そんなボブの通算7度目の来日は、ほぼひと月に及ぶ「謎の長居ツアー」だった。
これは恐らく、ボブ史上最も長い日本滞在だ。

ほぼひと月も日本にいたのにその間の街での目撃情報は一切なし(ライブ会場裏を除く)。
どんなスターでもちょっとぐらいは目撃されるもんだろう。人によってはホテルまでバレてたりするのに。
ボブの場合、空港にはプライヴェートジェットでこっそり到着、新幹線で新大阪駅に着くことも秘密、ホテルはもちろん、どこで何食べてるのかも内緒という、露出は一切しない主義。
聞いた話によるとツアー中のボブは一人で食事を取るらしい。ツアー用バスにも一人で乗る。バンドマンたちとは別行動が当たり前。寂しくないのか?ボブ。

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寂しい私

Posted on 2014年5月15日木曜日

先日、唐突にbobdylan.comにボブの歌う"Full Moon and Empty Arms"の音源が出現しました。

まず目に入るのがこのイメージ。なんだかおしゃれ過ぎてボブらしくないですね。しかも使われている写真は若干古い気が…。このアートワークはブルーノートのジャケットデザインで有名なリード・マイルスを意識していると思われます。
bobdylan.comでは現在これをクリックするとボブの歌のページに移動します。

"Full Moon and Empty Arms"はBuddy KayeとTed Mossmanによる1945年の作品。フランク・シナトラが歌いスタンダードソングになりました。その後、多くのミュージシャンにカヴァーされた名曲ですが、元になっているのはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(Piano Concerto No. 2)だそうです。

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ごあいさつ

Posted on 2014年5月13日火曜日

初めまして、こんにちは。
遂に、頼まれもしないのに妙なブログを始めてしまいました。
どんなブログかは「このブログの誕生秘話と内容」を読んでいただけたら早いでしょう。
すぐに稀代のアーティスト、ボブ・ディランを褒め称える小粋でお洒落なファンブログだと分かっていただけると思います。

我らがBOBももう73歳。
73歳で活躍されている有名人にはオシム、宮崎駿、サム・ウォーターストンなどがいますね。
いつまでも現役で活動するその姿はまさにモンスター!
そんなボブのこれまでの軌跡と、これからの旅路を一緒に見つめてみませんか?

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