７月５日に行われたポーランドのスウプスク公演のセットリストは、先日のアテネ公演同様、『テンペスト』から離れたオールタイムベストの曲目となった。昨年のローマ公演、または2012年以前のセットリストを思わせる内容だ。

しかしボブはこの二日後のドイツ・ロストック公演でセットリストをいわゆる「固定リスト」に戻し、再び『テンペスト』の世界に戻っている。
７月に入ってから、日本でも２回披露された "Workingman's Bllues #2" がレギュラーに昇格したようだ。おめでとう。

それでは問題のスウプスクのセットリスト見てみるとしよう。

　　　　　　　　Slupsk, Poland 
　　Dolina Charlotty Festiwal Legend Rocka Amphitheater 
　　　　　　　　　　July 5, 2014  

　 1.　Rainy Day Women #12 & 35  ( Rome, Italy on 11, 7, 2013 )
　 2.　Don't Think Twice, It's All Right  ( Rome, Italy on 11, 6, 2013 )
　 3.　Just Like Tom Thumb's Blues  ( Rome, Italy on 11, 7, 2013 ) 
　 4.　To Ramona  ( DC, USA on 11, 20, 2012 ) 
　 5.　The Levee's Gonna Break 
　 6.　Shelter From The Storm 
　 7.　Cry A While  ( FL, USA on June 26, 2013 ) 
　 8.　Girl From The North Country 
　 9.　Summer Days 
　10.　Desolation Row  
　11.　Tweedle Dee & Tweedle Dum
　12.　Lonesome Day Blues  ( OH, USA on 11, 5, 2009 ) 
　13.　A Hard Rain's A-Gonna Fall 
　14.　Thunder On The Mountain 
　15.　Ballad Of A Thin Man 
　　　　　(encore) 
　16.　All Along The Watchtower 
　17.　Blowin' In The Wind 


※ 赤色は久々に演奏された曲、（  ）内は前回演奏された日と場所、先日アテネで久しぶりに演奏されたものは水色にしてみた。

昨年はほとんど演奏されなかった曲で構成されている。
"Lonesome Day Blues" に至っては５年ぶりの登場だ。

長い間『テンペスト』中心のツアーを展開しているが、どこでコレを繰り出して来るか分からないという点で、彼は相変わらずビックリショーを続けていると言える。ボブが元気な内に海外の公演にも足を運んでみたいものだ。

ポーランドのスウプスク公演は恐らく初。
ポーランドでは９４年にクラクフとワルシャワで、０８年にもワルシャワでライブを行っている。

会場は７千人もの聴衆で満員になった

お気づきだろうか？
マイクが多い。
こんなの見たこと無いぞ、ボブ。
ボブの周りのように触手のように伸びているのが全部マイクスタンド。…４台か？笑
あんなに囲まれててジャマにならないのだろうか？
眺めていると別の生物のように見えるから面白い。進化したボブ！！

どうやら私がW杯にかまけて体を壊したり寝不足になったりしていた間に増えたらしい。調べてみるとオーストリアのクラム公演からだとか。
少し目を離すとコレだ。
何が起こるか分からない。

6月29日のオーストリア・クラム公演のボブ。この時はまだマイクは3本。

記者会見か！

いや、こんな状態は以前も見たことがあった…。