フォールンエンジェルって何
Posted on 2016年4月4日月曜日
1年ぶりのブログ記事です。
いろいろあった。
1年前は完全夜型、昼夜逆転のエキセントリックな暮らしをしていたのだが、今はそばに犬がいる。最近は朝夕の散歩が毎日の日課。夜中のサッカーはなかなか見れない。犬のオヤツはまず食べてみる。フードは極力良いのを買う。
そんなワンライフの話は置いといて…
今夜からボブのジャパンツアーが開幕ですよ!!!!!!!!!
(2016年4月4日現在)
二年前と同様、世界が注目するのは「2016年最初のセットリスト」!
その前に簡単に2015年を振り返っておきたいと思います。2015年は私も全体をよく把握していないので。
2015年春はアメリカツアー、夏から冬にかけてはヨーロッパツアーと相変わらず精力的にライブを行ったボブ。
パリ・テロ事件の影響を受けて、フランス・ルーアンでの公演が取りやめられたりもした。ルーアンは私も短いながら住んだことがある街だが、パリからは電車で1時間ちょっとと近いのでこの判断は仕方ないだろう。二日後のオランダ・アムステルダム公演は予定どおり行われている。
まずは昨年最初のセットリスト。
Atlantic City, New Jersey
BorgataBorgata Event Center
April 10, 2015
1. Things Have Changed
2. She Belongs To Me
3. Beyond Here Lies Nothin'
4. Workingman's Blues #2
5. Duquesne Whistle
6. Waiting For You
7. Pay In Blood
8. Tangled Up In Blue
9. Love Sick
(Intermission)
10. High Water (For Charley Patton)
11. Simple Twist Of Fate
12. Early Roman Kings (Stu on maracas)
13. Forgetful Heart
14. Spirit On The Water
15. Scarlet Town
16. Soon After Midnight
17. Long And Wasted Years
(encore)
18. Blowin' In The Wind
19. Stay With Me (song by Jerome Moross and Carolyn Leigh)
どや!!!
これは2014年に年間通して行われたセットリストとほぼ同じもの。春の日本公演と変わったのはアンコールに「Shadows in the Night」からStay With Meが入ったぐらいだ。
※オレンジはアルバム「Tempest」、青は「Shadows in the Night」から。
続いて…
夏のヨーロッパも見てみる。
Mainz, Germany
Zollhafen Nordmole
June 20, 2015
1. Things Have Changed (Bob center stage)
2. She Belongs To Me
3. Beyond Here Lies Nothin'
4. Workingman's Blues #2
5. Duquesne Whistle
6. Waiting For You
7. Pay In Blood
8. Full Moon and Empty Arms
9. Tangled Up In Blue
10. To Ramona
11. Early Roman Kings
12. Sad Songs and Waltzes (song by Willie Nelson)
13. 'Til I Fell In Love With You
14. Tweedle Dee & Tweedle Dum
15. A Hard Rain's A-Gonna Fall
16. Ballad Of A Thin Man
(encore)
17. All Along The Watchtower
あれ?
曲数少なくね?
しかもウィリー・ネルソンとか唐突すぎる笑。
そして 'Til I Fell In Love With You(「Time Out of Mind」)とか Tweedle Dee & Tweedle Dum(「Love and Theft」)とか、2010年以前によく演奏された曲が登場している。
同時に「Shadows in the Night」の曲も入れてきたりして、なるほど、これ、2014年のヨーロッパツアーのセトリを鬼の固定リスト(注1)風味にして微妙に変えてきてるやつか〜。既視感はあるが、よく考えると新しい(ような)。
※2000年以降に発表された比較的新しい曲は緑色にしてみた。
(※詳しく書くと長くなるので2014年夏との比較は以前の記事を覗くか、各々で調べてくだされ)
(注1:「鬼の固定リスト」とはボブが2013年ごろから続けているThings Have Changed から始まる「Tempest」推しのセットリストのこと。最近は常にそれがベースになっていて、頭の3曲が変化することはまずない。ファンが聴きたい曲は他にも無数にあるのに、未だに「Tempest」から4、5曲選んでいるのも謎だ。よっぽど好きなのか?)
ちなみにこの手のセットリストは6月に数回行われただけで、すぐに固定リストに戻った。
そしてこの夏のリストを境にボブの固定リストがわずかに、少しだけ、ちょびっと変化する。
本題に入ろう。
昨秋のヨーロッパツアーの特徴は、何と言っても今年5月に発表される新アルバム「Fallen Angels」に収録される曲を歌い始めたことだ。
それが Melancholy Mood とCome Rain Or Come Shineです。
(突然「ですます調」になったのは、私がこの2曲に関してほとんど知らないということと、ほとんど調べる努力もせずにブログを書き始めてしまったことへの反省を表現したったからなのだが、まぁ犬のせいにしておけば全て解決)
Melancholy Mood はフランク・シナトラの曲で、1939年にハリー・ジェームズというトランペット奏者と、彼の楽団とともにレコーディングされた。
ハリー・ジェームズは当時無名だったシナトラの才能を見出した人物として知られている。
Melancholy Mood - Frank Sinatra
Melancholy Mood - 15 Oct 2015
Melancholy Mood ※日付不明
Melancholy Mood - 18 Oct 2015 @Paris
一方、Come Rain Or Come Shine が演奏されたのは二回だけ。
10月1日ノルウェイ公演と11月14日スイス公演のみだ。
セットリストではそれぞれ13曲目、8曲目に挿入している。
つまり14日スイス公演ではMelancholy Mood と Come Rain Or Come Shine が同時に披露されたことになる。
Come Rain Or Come Shine - 1 Oct 2015
Come Rain Or Come Shine は1946年に発表されたミュージカルのための曲で、今はもうアメリカンスタンダード。
多くのアーティストにカヴァーされていて、「降っても晴れても」なんていう日本語タイトルで知られている。
もちろんフランク・シナトラも歌っているぞ。
Frank Sinatra - Come Rain Or Come Shine
シナトラ、澄んだいい声してるなぁ。
この人と比べるといかにボブの歌い方が
ボブの新譜「Fallen Angels」の全収録曲はまだ明らかにされていないが、そのうち4曲がすでにシングルカットされ日本で発売されている。
Melancholy Mood
All Or Nothing At All
Come Rain Or Come Shine
That Old Black Magic
の4曲。
Discussion