4/12のライブレポ in 大阪フェスティバルホール①

Posted on 2016年4月15日金曜日


先日4月12日、大阪フェスティバルホールでボブ・ディランさんを拝んできました。
はぁ…ありがたやありがたや。

ってなわけで今回はライブレポです!

日記調です!!


4月12日@大阪フェスティバルホール

今回足を運んだのは大阪公演の二日目。

私にとっては5回目のボブだ。
2010年に2回、2014年に2回、ボブのライブに行った。
しかし今回はこの日のチケットしか取っていない。
理由は言わずもがな。
チケットがバカ高いからだ。

このチケットの値段はあり得ないと思う。
これでは若い人がボブ・ディランを見に来れないではないか。
実際、会場の平均年齢は高かった。ライブハウスで行われたときには一定数いた若者(2、30代)が極端に少ないのだ。今回はみんなが「座れる」おかげで足腰に不安を覚えるファンたちが集えたのは喜ばしいことだが、若者が来ていないのは値段が「高い」からに他ならない。こんな理由で「ボブ・ディラン」を若い人たちに見てもらえないなんて、もったいないとしか思えない。
いくらレジェンドとはいえ、東京ドームのストーンズが18,000円だったわけだから(うろ覚え)、バンド人数や会場規模のこと考えたら、やっぱり高くないか?

私も昨年から腰を痛めていたので、今回のホール開催はありがたかった。
今ライブハウスのスタンディングで見ろと言われるのはかなりキツイ。諦めたかもしれない。
ボブ・ディランを長く追いかけているファンなら、中年はもちろん、ボブぐらいの年の人も多い。会場にはボブより年上だろうと思われる人もいた。車椅子で来ている人も多く、一階真ん中の通路には専用台が設置されていた。劇場の車椅子専用スペースというのはよく隅にあったり、前過ぎる場所にあったりするが、あそこなら演奏も快適に見えただろう。



開演前の話から始めよう。

まずはグッズだ。
17時頃、おけいはん(注1)でフェスティバルホールに到着。
グッズ販売は17時半からですでに列ができていた。私も連れと列に並ぶ。周りはベテランの人ばかりだ。私のような30歳前後の若輩者は見渡す限りいない。どれくらいコアなファンがいるのかパッと見は分からないが、前後左右にいる人たちの会話に耳をそばだてる。会話はほぼない。静かなものだ。一人で来てる人も多い。
私は連れと最近のセットリストの確認を行い、期待する曲、ええかげんにせぇよと思う曲などについて話した(詳しくはレポ②、③)。

買うものは決まっていた。
まず定番の日時入り(デイリー)Tシャツ、そして今の季節にぴったりなラグラン、頼まれていたジャパン記念T(黒)とトートバッグだ。

迷っていたのはキャップとパンフレット。
パンフは24ページぐらいしかないのに2000円ってどこの国の物価だよ。商品説明に「本人からのメッセージ」って…おいおい、だとしたら世界的ニュースだぞ。
キャップは持ってないから欲しいけど、黒いから夏は使いにくいなぁ。なにより自分はキャップが似合わない。


それで結局ゲットしたのはこれら。

①デイリーT
②バッジ

③パーカー




並んでたら「バッジ」があるのを発見。ウドーのHPで確認してみたら「NEW」って書いてあった。
ツアーが開始する前はなかったはず。
東京では売ってたの?
私は缶バッジLOVERなので、2010年みたいに「缶バッジセット」があれば即決なのだが、今回はちょっと迷った。
だってダサさがギリギリだ。
しかし西部劇ファンとしてシェリフバッジは必携だろう。そこに「BOB DYLAN」と書いてあればもう文句なしだ(ということにした)。
「輸入物なので錆びとかありますけど良いですか?」と聞かれて裏など見せられたが、海外公演でも扱われてる品なのかも。一応、親指立てといた。

最後のひとつはパーカー。
8,000円もするから最初は除外していたのだが、実物を見てみると色柄が良い感じじゃないか。
ボブもパーカー愛用者だし、犬の散歩に来ていける。


ボブのパーカー愛用ぶり ↓









というわけで、予算オーバーになるからラグランTシャツを諦めた。

ラグランを買わなかったのは少しだけ後悔したが、それもつかの間。ネットでラグランTをよく見返してみると、印刷されているボブのイラストがなんか似てない。

前回2014年に出たラグランTは「窓からはい出せ」のシングルジャケデザインが傑作だった。あれはヘビロテしている。

なんか似てない

母に頼まれていたジャパン記念T(黒)トートバッグはコレ。



見えない。笑




この画像の右上のボブが記念T。
背中の首元に「JAPAN」と書いてある。よく見るとこれもイラスト。でも今回唯一、ボブと分かるデザインで大きく印刷されている。

トートバッグは薄手だが大きめでざっくりしていて買い物袋とかに良さそうだ。

ちなみに、グッズ販売開始から20分ほどで当日分のハーモニカ(¥14,000)が売り切れた。数もあまり用意されていないのだと思われる。
開場する前(18時半頃)には、湯のみ(¥1,500)が売り切れた。
欲しい人は、早めに並ぶことをオススメする。


さてグッズを購入して一息つき、我々は18時40分頃に会場へ。




今回、SS席は1978年初来日ポスターの復刻版特典つき。
座席に着く前にもらっている人もたくさんいたが、終演後でも受け取れるとのことなので帰りにもらうことにした。

フェスティバルホールに入ったのは初めてだ。
ホワイエ(ロビー)は薄暗く、高い天井には星のように丸い球体が無数に吊り下げられていて美しい。座席に着く前にワインやビールを楽しんでる人もいる。

これまでライブハウスで行われた時も、私はピアノ側でボブを見ることが多かった。それはたまたまなのだが、今回の座席も偶然似たような位置になった。
これまで通りの場所なので、非常に見やすそうだ。

言うまでもなく、撮影禁止です

ボブのセンターマイクは2本がフェイク。
使用してるのは実は真ん中の一本だけなんだが、フェイクのせいでボブの顔が見えにくいんだよね。何考えてんでしょうな。

ピアノの後ろには2014年夏からステージ上に現れた胸像とおなじみのオスカー(レプリカ)。
この写真では見えにくい。
チャーリー(ギター)とドニー・ヘロン(スティールギター)が立つ位置の間にベートーヴェンの胸像もある。

場内がゆっくり暗転すると同時に奥から人影が見えた。
男たちがゾロゾロと出てくる。しかしボブではない。
歓声が上がるようで、上がらない。
みんな分かっている。
ついに暗闇の影の後方に白い帽子をかぶった小柄な男が見えた。
ボブだ!
大歓声。
思わず中腰になって「ボビーー!」と叫んだ。

一曲目は事故でもない限り Things Have Changed だ。
ボブがセンターマイクに近づき、薄暗いライティングに顔が照らされる。

これからどんな二時間が始まるのか、固唾を飲んで見守った。


◇◇◇



長くなってきたのでレポの続きは次回に続く。

(注1)「おけいはん」とは京都と大阪を走る京阪電車の愛称。京阪乗る人、おけいはん。


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