2015

2015年7月半ばまでのボブ

Posted on 2015年4月15日水曜日

 お久しぶり…。

 昨秋からブログが停滞しがちなのは個人的な事情で忙しいからだが、先週何もできなかったのは風邪で寝込んでいたからだ。
 三日寝たら普通は治りそうなものなのに、熱は下がらないし喉は痛いし、外せない用事があって無理やり外出したりしたものだから、余計に長引き、未だに咳が止まらず胸が苦しい。そんな苦しみなど他人は知る由も無いはずなのだが、面白いのは自分がベッドから出て話せるようになってから、まるで待ってたかのように方々から電話がかかってきたことだ。

 などという私の話はともかく、ボブ・ディランの今年のツアーがさっそく始まっている。
 寝込んでる間に始まってしまったのだ。別にいいけど。
 しかし季節柄、ボブも風邪には気をつけてもらいたいものだ。
 ボブの健康の秘密、元気の秘密はなんなのだろう。グルコサミンかセサミンか、や◯やのニンニク卵黄か。通販番組にボブが出てたらそれがどんな個人の感想でも私はそれを買うだろう。


 ポスター、かっこいいね。


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That Lucky Old Sun

Posted on 2015年2月21日土曜日

 That Lucky Old Sun

 ボブ・ディランの新譜「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」にあって唯一の「昼」の曲。
 私には太陽が照りつける中、荒れ果てた畑で一人働くお年寄りがイメージされるんだが、果たして合ってるんだろうか。

 まずはこの曲の簡単な情報から。

 「ザット・ラッキー・オールド・サン (That Lucky Old Sun)」は1949年のポピュラーソング。
 ビーズリー・スミス作曲、ヘイヴン・ガレスビー作詞。
 作詞家のヘイヴン・ガレスビーは誰でも知ってるあの曲「Santa Claus Is Coming To Town (サンタが町にやってくる)」を作曲した人物である。
 もうスタンダードを超えて聖書レベルに古くから存在してる曲だろうと思ってたら、作ったのは最近の人だった(当たり前)。
 That Lucky Old Sun も同じように古くからあるような雰囲気がすごい。この時代から語り継がれている曲というのは現代を生きる私にとってみればすでに神話に近いのかもしれない。

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Shadows in the Night

Posted on 2015年2月15日日曜日


 ついにボブ・ディランの新譜「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」が出た。
 発売日から早10日。世界中で絶賛され、英国ではアルバム・チャート初登場第一位を獲得。
 アルバム発売の直前には AARP(米国退職者協会)の雑誌で自身の宣伝…じゃなくて雇用の問題について鋭く切り込んでみたり、AARP会員にCDをばら撒いてみたりやりたい放題(この一連の活動はAARP側の宣伝なのだと思うんだが)。
 忙しくしておられるな〜、と思ったのもつかの間、毎年グラミー賞授賞式の前に行われるMusiCares Person Of the Yearには我らがボブが選ばれ盛大なトリビュートライブが催された。
 そのとき話題になったのはボブのスピーチ。原稿用紙片手に昔話と愚痴を言ってたら、10分のはずのスピーチは40分に!!!
 これこそ生で語られる貴重な音楽史だと翌日には伝説化(早っ!!)。
 残念ながら今のところボブのフルスピーチを見ることはできないが、グラミーの公式やYoutubeなどでその模様をわずかに見ることはできる。だがもしボブのスピーチの全容がどこかに出回ってるなら、知ってる人はどうか教えて欲しい。

 ボブのスピーチ全文はこちら→ボブのスピーチ
 日本語訳はソニーの公式に掲載されている→ボブのスピーチ(日本語)

10分で終わらせる気、絶対ねぇな
 そんなこんなでボブの新譜の影が薄くなったかって?
 まさか。
 「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」は期待を裏切らない超傑作だった。

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偽ボブによろしく

Posted on 2015年1月23日金曜日

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
2015年も本ブログ「今日のボブ」とボブ・ディランをどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて新年一発目の話題は、一年前のアレについて。

コレ。

誰これ?って思う人、いると思う。
いるよね?

これは一年前の、2014年2月2日スーパーボウルのハーフタイムで流されたクライスラー200のCMに出演したボブ・ディラン。
あくまで「クライスラーのCMに出演したボブ・ディラン」であって「ボブ・ディラン」ではない、と私は信じている。
この映像に映るボブ風の男についての憶測は世界中でひっそりと飛び交っていた。
私のようなしつこい人間とは逆に「化粧のしすぎ」「ライトの当てすぎ」「ヒゲを剃ったから」「髪を染めたから」と適当に(もしくは頑張って)受け流すファンも大勢いて、日本では後者が圧倒的多数だったようだ。

替え玉?ありえない!

そう思ってか、替え玉説を唱える人は実はそう多くない。
私もCMを何度か見てはどこか納得できるところに着地しようとしたのだが、見れば見るほど最初の「誰これ?」感は増すばかり。

さぁ、ここらでハッキリさせようではないか。
いざ真実の探求に、共に踏み出そう。

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