7月 2014

我が道を行く

Posted on 2014年7月15日火曜日

ブラジルワールドカップが終わってしまった。
ピッチの内外で様々なことが起こり、善くも悪くも充実した大会だったと思う。
私はオランダの初優勝を希望していたので、結果は残念でならないが…。
三位決定戦には勝利したが結果には満足できなかったのだろう。ロッベンが試合後のインタビューで「全てを出し切った」と叫ぶように答えるその口調は衝撃的だった。この怒りのパワーをどこに放出すれば良いのか分からず、勢い余ってまた走り出してしまうのではないかとハラハラした。
大会後半に調子を落としてしまったメッシよりも、チームに貢献しながらもその類い希ない才能でスタジアムを湧かせたロッベンの方が断然ゴールデンボール(MVP)に相応しいと思うのだが…。

さてそんな複雑な想いで終わってしまった大会だったが、我らがボブも負けずと複雑だった。

スウプスク(ポーランド)公演後、ドイツ、デンマークと固定リストで3公演を終えたボブがノルウェイ2公演で放ってきたセットリストが興味深い。

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ボブ・イズ・バック!?ポーランド・スウプスク公演

Posted on 2014年7月9日水曜日

スウプスクのボブ



みんなのボブが帰って来た!!


…のか?


いや、そうじゃない。彼を簡単に信用してはいけない。

7月5日に行われたポーランドのスウプスク公演のセットリストは、先日のアテネ公演同様、『テンペスト』から離れたオールタイムベストの曲目となった。昨年のローマ公演、または2012年以前のセットリストを思わせる内容だ。
しかしボブはこの二日後のドイツ・ロストック公演でセットリストをいわゆる「固定リスト」に戻し、再び『テンペスト』の世界に戻っている。
7月に入ってから、日本でも2回披露された "Workingman's Bllues #2" がレギュラーに昇格したようだ。おめでとう。

それでは問題のスウプスクのセットリスト見てみるとしよう。

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物を書くボブ

Posted on 2014年7月2日水曜日



決して怒られている訳ではない。
左はLike A Rolling Stoneのプロデューサー、トム・ウィルソン


6月24日火曜日、サザビーズの主催するオークションでボブの "Like A Rolling Stone" の歌詞草稿が出品され、ポピュラー音楽の歌詞の草稿としては史上最高額の204万5000ドル(約2億860万円)で落札された。出品者も入札者も匿名である。
歌詞は4枚のホテルのステーショナリーに鉛筆で書かれ、帽子や鹿や鶏などの落書きも見られる他、最終的に使用されなかったアル・カポネについての詞の推敲が見られるらしい。この頃、ボブは24歳。
入札者はカリフォルニアに住む長年のファンとのこと。どんな富豪か知らないが、いつかボブ・ディラン記念館が出来たらぜひそこに寄贈していただきたいものだ。

今回のオークションでは 2枚の"A Hard Rain's a-Gonna Fall" の自筆歌詞も出品され、48万5000ドル(約5000万円)で落札されている。

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