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ドラマ「重版出来」とボブ・ディランの意外な関係

Posted on 2016年4月26日火曜日


先日、テレビで『重版出来』という新ドラマを横目で見ていたら、冒頭のシーンで馴染みのあるメロディが流れた。
私はすぐに画面を凝視してしまった。ボブの歌のメロディにそっくりだったのだ。
すぐにこれは「風に吹かれて」のアレンジだと気付いた。

「風に吹かれて」は頻繁に、節操もなく日本のテレビで使われてるし、ボブは絶賛ジャパンツアー中。
なんの不思議もない(ことも無いが)。
でもその曲はすぐ珍妙な展開で全く別の曲になっていった。

ネットで調べてみると、どうやらユニコーンの「エコー」という曲で、ドラマの主題歌であると分かった。
ドラマを最後まで見ると、大団円すると同時に主題歌が流れてきた。
クリソツなのは最初のAメロだけ。
最初は嫌でも日本語歌詞で歌われた「風に吹かれて」かと思ってしまうレベル。
しかしすぐに別の曲だと分かる。

分かったところでなんだか腑に落ちないのは、どんな意図でその曲に「風に吹かれて」のメロディラインが使われているのか全く不明だからだ。「風に吹かれて」っぽい曲でもないし、ボブ・ディランっぽい曲でもないし。

まーでも、ボブの曲自体、元ネタがあるのだ。
ボブはサンプリングが好きだし、フォークはそもそも伝承や黒人霊歌から作られてきた。
ボブは長く曲作りにその手法を取り入れ(というか開き直り)、数々のパクリ名曲を生み出してきた。「風に吹かれて」はその一つに過ぎない。


「そのひとつに過ぎないのです!」

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4/12のライブレポ in 大阪フェスティバルホール②

Posted on 2016年4月18日月曜日

熊本地震で被災された九州の方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。

私にも熊本に住む祖父母、親戚、福岡に住む友人らがおります。
一刻も早く復旧し平穏な日々が戻るよう、私も遠くからですができるだけ支援していきたいと思います。


さて、今回はライブレポ①の続きです。
前回はグッズの話で終わってしまったので、今日はちゃんと楽曲のレポをやります。

一昨日は名古屋、明日からまた東京、そして千秋楽は横浜と、まだ8公演も残っています。
これからライブへ行かれる方へボブとバンドの世界観を堪能するための一助になれば。
(これからのコンサート日程はオフィシャルサイトで)


4月12日@大阪フェスティバルホール②


最初に、この日のボブを見て私が何を感じたか、言っておこう。

このライブはもはやボブ・ディランのライブではない。
ボブ・ディランという男がボーカルを務めるひとつのロックバンドのライブなんだ!

ってことだ。

全ては2012年頃まではボブが続けていた「日替わりセットリスト」をやめたところから始まっていると思う。
「日替わりセットリスト」というのは一見すると凄いことなのだが(楽曲が無数にあるから)、いわばそれは「昔のヒットソングを歌う往年の名歌手」がすることであり、ボブ自身が自分の存在について迷っていたことの証拠でもあったかもしれない。
自分は往年の歌手か、それとも現役か、と。

これは私が連れとライブの後で歩きながら話したことだが、「ボブ・ディラン&ヒズ・バンド」という「バンド」はひとつの世界観を作ることに成功し、もはや「ボブ・ディラン」を表現しているわけではないのではないか、ということだ。
固定リストに文句を言うのはもうやめようと思う(でもやっぱり3年も同じ曲を歌うなんてクレイジーだと思う)。

この夜のライブはそこまでたどり着くことができたライブであったし、なによりボブとバンドマンたちの演奏にすっかり納得してしまったからだ。

そういえば、ボブはその昔グレイトフル・デッドに入ろうとしていたが(笑)、バンドで音を作り上げることに憧れていたのだろうか。
それはすでに達成されたと思う。


具体的な楽曲レビューは以下。
まずはこの日のセットリストから。


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マール・ハガード死去

Posted on 2016年4月8日金曜日


ボブ・ディランが来日中です。
東京三日目のセットリストは二日目と全く同じ。

4月6日はこれまでの三日間の中でベストと言ってる人がいた。
連日変わらず出来がいいのは Duquesne WhistleMelancholy MoodPay In Blood の5〜7曲目のようだ。
「4日の Duquesne Whistle が最高」という感想や、5日のショーでは曲と曲の間でドリンクを飲むことが多かったらしく「病気じゃないよね?」と心配する声、「ディランの声はセンセーショナルだがこのセットリストは100回聞いた(※固定リストのことですね)」とがっかりする人と、印象は様々だ。

さて、あなたのディランは?

次の公演は4月9日宮城。




6日、カントリー界の伝説マール・ハガードが亡くなった。死因は肺炎による合併症。
79歳の誕生日だった。

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That Lucky Old Sun

Posted on 2015年2月21日土曜日

 That Lucky Old Sun

 ボブ・ディランの新譜「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」にあって唯一の「昼」の曲。
 私には太陽が照りつける中、荒れ果てた畑で一人働くお年寄りがイメージされるんだが、果たして合ってるんだろうか。

 まずはこの曲の簡単な情報から。

 「ザット・ラッキー・オールド・サン (That Lucky Old Sun)」は1949年のポピュラーソング。
 ビーズリー・スミス作曲、ヘイヴン・ガレスビー作詞。
 作詞家のヘイヴン・ガレスビーは誰でも知ってるあの曲「Santa Claus Is Coming To Town (サンタが町にやってくる)」を作曲した人物である。
 もうスタンダードを超えて聖書レベルに古くから存在してる曲だろうと思ってたら、作ったのは最近の人だった(当たり前)。
 That Lucky Old Sun も同じように古くからあるような雰囲気がすごい。この時代から語り継がれている曲というのは現代を生きる私にとってみればすでに神話に近いのかもしれない。

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Shadows in the Night

Posted on 2015年2月15日日曜日


 ついにボブ・ディランの新譜「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」が出た。
 発売日から早10日。世界中で絶賛され、英国ではアルバム・チャート初登場第一位を獲得。
 アルバム発売の直前には AARP(米国退職者協会)の雑誌で自身の宣伝…じゃなくて雇用の問題について鋭く切り込んでみたり、AARP会員にCDをばら撒いてみたりやりたい放題(この一連の活動はAARP側の宣伝なのだと思うんだが)。
 忙しくしておられるな〜、と思ったのもつかの間、毎年グラミー賞授賞式の前に行われるMusiCares Person Of the Yearには我らがボブが選ばれ盛大なトリビュートライブが催された。
 そのとき話題になったのはボブのスピーチ。原稿用紙片手に昔話と愚痴を言ってたら、10分のはずのスピーチは40分に!!!
 これこそ生で語られる貴重な音楽史だと翌日には伝説化(早っ!!)。
 残念ながら今のところボブのフルスピーチを見ることはできないが、グラミーの公式やYoutubeなどでその模様をわずかに見ることはできる。だがもしボブのスピーチの全容がどこかに出回ってるなら、知ってる人はどうか教えて欲しい。

 ボブのスピーチ全文はこちら→ボブのスピーチ
 日本語訳はソニーの公式に掲載されている→ボブのスピーチ(日本語)

10分で終わらせる気、絶対ねぇな
 そんなこんなでボブの新譜の影が薄くなったかって?
 まさか。
 「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」は期待を裏切らない超傑作だった。

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日本よ、これがボブだ 完訳

Posted on 2014年12月22日月曜日


キ・キターーーーーーーーー(゚∀゚)!!!!!

11月23日、フィラデルフィアで行われたボブのプライベートライブの一部が先日YouTubeで公開された。
ここ数年のボブ・ディランのライブ映像が公式で出ることは極めて稀である。
だから「ボブ・ディラン?あーあの伝説の。え?まだ活動してんの?」とか思ってる人はライブDVDとか出ないからとにかくこいつをチェケラ!!!
最新のボブ・ディランだからね!

ボブのライブはスウェーデンの「普段はみんなで一緒にやることを一人でやったらどうなるの?楽しいの?」という謎プロジェクト「エクスペリメント・エンサム」の一環で行われた。
さぁ貴重なボブの一挙一動をじっくり見て欲しい!!!!

と言ってもメインはフレドリク・ウィキングソンだけどな。


※ボブの登場は4分50秒あたりから。

今回は英語字幕が付いていたから内容の和訳に挑戦した。
意訳、誤訳の嵐だろうけど、私の英語学習に付き合ったつもりで適当に読んどいてください。

この映像の公開と同時に不確かだったセットリストも明らかに。
リストは後半で。

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そんな曲知らない

Posted on 2014年8月11日月曜日


先々月のことだ。
温泉旅館のカラオケボックスで謎の曲を発見した。

歌手名:ボブ・ディラン
曲名:Jackie [ジャッキー]

何だコレ。

カラオケでボブ・ディランなど、周囲の盛り上がりもイマイチなら自分の歌の出来もイマイチときて歌いにくいことこの上ないのだが、それでもどんな曲が入ってるのかと検索することがある。

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君の名は

Posted on 2014年6月7日土曜日

我ながら馴れ馴れしいと思う。

最近、私はボブのことを「ボブ」だとか「ボビー」だとか呼び過ぎているような気がする。
たまには、ちゃんと「ディランさん」と呼んだ方が良いのかもしれない。

ファンというのは、常に自分こそが世界で一番のファンだと信じている。だから多少馴れ馴れしくても許されるのだと、おこがましいとは知りつつも心のどこかでは思っている。
だがそこには大きな問題もある。
自分以外にも同じようなファンはいると言うことだ。それも大勢。

こんなことを考え始めたのは、テレビでとある有名人がボブのことを「ボブ」と呼んだからだ(しかも私はこの人のことがあまり好きではない)。

こ、こいつ、馴れ馴れしすぎる…!
自分のことを棚に上げて、そう思った。

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2014年 私的ライブレポ①

Posted on 2014年5月20日火曜日

それは突然やってきた。
昨年末、発表されたと思ったら数日後には先行チケットが発売されるという慌ただしさ。
来年の春の予定なぞチェックしてるヒマはきっと誰にもなかったに違いない。

そんなボブの通算7度目の来日は、ほぼひと月に及ぶ「謎の長居ツアー」だった。
これは恐らく、ボブ史上最も長い日本滞在だ。

ほぼひと月も日本にいたのにその間の街での目撃情報は一切なし(ライブ会場裏を除く)。
どんなスターでもちょっとぐらいは目撃されるもんだろう。人によってはホテルまでバレてたりするのに。
ボブの場合、空港にはプライヴェートジェットでこっそり到着、新幹線で新大阪駅に着くことも秘密、ホテルはもちろん、どこで何食べてるのかも内緒という、露出は一切しない主義。
聞いた話によるとツアー中のボブは一人で食事を取るらしい。ツアー用バスにも一人で乗る。バンドマンたちとは別行動が当たり前。寂しくないのか?ボブ。

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寂しい私

Posted on 2014年5月15日木曜日

先日、唐突にbobdylan.comにボブの歌う"Full Moon and Empty Arms"の音源が出現しました。

まず目に入るのがこのイメージ。なんだかおしゃれ過ぎてボブらしくないですね。しかも使われている写真は若干古い気が…。このアートワークはブルーノートのジャケットデザインで有名なリード・マイルスを意識していると思われます。
bobdylan.comでは現在これをクリックするとボブの歌のページに移動します。

"Full Moon and Empty Arms"はBuddy KayeとTed Mossmanによる1945年の作品。フランク・シナトラが歌いスタンダードソングになりました。その後、多くのミュージシャンにカヴァーされた名曲ですが、元になっているのはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(Piano Concerto No. 2)だそうです。

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